令和2年度:子ども伝承芸能発表会
令和2年度青少年健全育成秋田県大会
開催日
令和2年11月11日(水曜日)
場所
秋田県庁第2庁舎にて
伝承芸能
土崎港ばやし:秋田市土崎
秋田市立土崎小学校 「港ばやしクラブ」「秋田音頭クラブ」(土崎小学校児童11名、土崎港ばやし保存「港和会」大人2名)
土崎に伝わる「港ばやし」は、毎年7月20日、21日に行われる土崎神明社例大祭の一つである「土崎神明社祭の曳山行事」、通称「土崎港曳山まつり」で、各町内から奉納される曳山の上で演奏されるお囃子です。「港ばやし」がどのように生まれたのか定かでありませんが、関ヶ原の合戦後、茨城から秋田へ国替えとなった佐竹氏と共に秋田に移り住んだ人たちの芸能文化と秋田にもともとあった芸能が結びついて現在の「港ばやし」が生まれたとも考えられています。「港ばやし」は全5曲あり、曳山運航の場面に合った曲が演奏されます。
令和2年度県北地区・青少年育成運動活性化研修会
開催日
令和2年12月12日(土曜日)
場所
北秋田市民ふれあいプラザ「コムコム」 講堂
伝承芸能
福田獅子舞:北秋田市福田
福田獅子舞保存会 保育園3名、小学生1名、中学生3名、高校生1名、大人10名
福田地区に古くから伝わる獅子舞は、日本海運によって米城川流域にもたらされた奉納神楽を能代港町で文化2年頃、修業伝授したのが始まりとされています。村の口伝えによれば、福田村の丑之介らが数日逗留して習得したと言われています。丑之介は、奉納獅子舞の頭として全戸の嗣氏のみで構成される演舞団を統括してきました。以来、代々2世紀にわたってこの舞が村人に継承され、現在に至っています。昭和39年、後継者難で継承が途絶えた時期もありましたが、昭和49年、熱意ある有志によって復活を遂げ、昭和50年には保存会が結成され、引き継がれてきました。昭和39年までの演目は、3体の獅子踊り、大獅子舞の他に、奴踊り、萬歳、大名行列と多彩でしたが、復活後は他に類のない貴重な大獅子舞のみを継承し、平成6年に子供獅子舞を加えて活動しています。なお、近年、昭和58年にメモで残されていた萬歳の台本が復活しました。内容から大獅子舞の前後に行われたことが判明しており、今後の演技の復活が待たれるところです。