平成28年度 わたしの主張2017(第39回少年の主張秋田県大会)

わたしの主張2017(第39回少年の主張秋田県大会)

審査講評

審査委員長 渡辺 伸也 氏 (秋田魁新報社編集局局長代理)

13人の発表者のみなさん、本日は大変お疲れ様でした。そして会場校となった外旭川中学校のみなさん、長時間にわたって最後まで熱心に聴講いただき、ありがとうございました。

それでは、審査委員を代表して、少年の主張秋田県大会について講評します。

13人が本日発表した主張は、実にバラエティーにとんだ内容でした。自分の内面と向き合っての気づき、グローバルに活躍したいという夢、家族への感謝の心、伝統文化を継承する決意、故郷の良さを伝えたいという思い、郷土を将来に持続するための提言、平和を思う気持ちなど、13人がそれぞれ個性あふれる主張を率直な言葉で述べてくれました。いずれも県大会にふさわしい優れた内容の主張であったと思います。

中学生に限らず自分に自信が持てないという人はたくさんいます。そんな人が家族や友人の言葉や、あるいは思い切って挑戦した、その体験によって自分を見つめ直したり、ありのままの自分の良さを発見したり、そういうことで自分を肯定するような気持になっていく、こういったことは、今日お聞きいただいたみんさんの心にも響くものがあったのではないかと思います。それぞれの夢を語った発表もありました。会場のみなさんは、同じ中学生がどんな将来を思い描いているのかを知ることができて、大変よい刺激になったのではないかと思います。

また、障害がある兄弟のことをテーマにした発表もありました。発表者が兄弟を思う気持ちが大変よく伝わってきました。今日この会場で大勢の中学生を前に自分の気持ちの変化や気づいたことを述べたことで、以前はあったかもしれない、何か恥ずかしく思う気持ち、そういうことを乗り越えられたのではないかと思いました。発表を聞いてくれた外旭川中学校のみなさんにも、障害があることは特別なことではないよという熱意がしっかりと届けられたのではないかと思います。自分自身のことや身近な家族、友人のことだけでなく、郷土に対する愛着や提言を語った発表もありました。いつか離れてしまうことがあるかもしれず、またいったん離れても、またこの地に戻ってくるかもしれない。それがふるさとです。中学生にとって郷土を愛する気持ちというのは、育んでいきたいとても大切なものだと思いました。さらに、日本や世界の平和をテーマにした発表もありました。中学生の目が、どんどん広い世界に向けられているということが分かり、聞いていて大変楽しいなという気持ちになりました。

発表の方法にも様々な工夫がありました。民謡が飛び出したり、歌劇の歌が歌われたり、観光ガイドがはじまったり、実にユニークでした。こうした工夫というものも、大事に自分の気持ちや主張を伝えるために、大切なことだと思います。

今日この会場で発表いただいた13の発表に、みなさんいろんな刺激を受けただろうと思います。今日の発表で心に残ったことを、ぜひこれからの中学生活に生かしてほしいなと思いました。

最後になりますが、胸を打つ素晴らしい主張を聞かせてくれた発表者のみなさんに心より、感謝の言葉を述べたいと思います。